精神病になったときに大切なことは診断を受けること|治療に取り組む

始めは薬物療法がメイン

男性

治療は長い目が必要

国内に70万人以上の患者がいるとされる統合失調症は精神病の一つです。診断は国際的に決められた診断基準に倣います。統合失調症を代表する症状が1ヶ月以上続き、他に特徴的な症状も半年以上継続して現れているか否かがポイントです。精神病は他の疾患と同様の症状を見せることが多々あるので、医師には慎重さが求められます。発症初期の段階は急性期と称し、抗精神病薬を用いた薬物療法を中心に治療が行われます。抗精神病薬は第一世代と第二世代に大別でき、後者は副作用が抑えられたタイプです。どちらにしても単剤での使用が望ましく、抗不安薬や睡眠導入剤などの併用も控えた方が良いとされています。抗精神病薬は同成分であっても使用方法が異なることがあります。内服薬だけでなく注射薬もあり、その場合は数週間から1ヶ月薬効が続くので、ライフスタイルや症状の状態に合わせて決めることが可能です。薬が効き症状が落ち着いてきた時期を慢性期と言いますが、この頃から心理社会的療法を併用していきます。心理社会的療法の主な種類は、心理教育や生活技能訓練、作業療法などです。統合失調症のような精神病は診断されて治療を始めても、長い目で見ることが大切です。治療にゴールを設けるのではなく、症状を抑えつつ安定した生活を送ることを目標にします。診断されると不安に押しつぶされそうになるかもしれませんが、周りの人に協力を仰ぎながら一歩一歩進んでいきましょう。妄想や幻覚がひどかったり、生活が乱れていたりする場合、入院が必要と診断されることがあります。入院費用は3割負担の場合、医療費と食費を合わせて、ひと月7万円から11万円が目安です。医療費と食費以外にも日用品代などがかかります。入院期間は人によりますが、3ヶ月は継続する人が多いです。抗精神病薬の効果が目に見えるようになるのが1ヶ月後くらい、3ヶ月後には心理社会的療法を開始し、退院できる体制が整う、というのが大方の流れです。退院後は通院治療を行いつつ、デイケアに通って社会復帰を目指すことができます。なお、通院治療にかかる費用の目安は、初診で6千円ほど、再診で3千円ほどです。

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